最強の6人と出会った夏

 

SixTONES沼落ちブログです。

あまり推敲していないので読みづらいかもしれません。ご容赦ください。

 

はじめに

SixTONESの話をする前に、私のオタク遍歴の話を少し。

アイドル、およびジャニーズとの出会いはでした。私は、親の影響で、小学生の頃から嵐が好きです。周りにジャニオタが多かったこともあり、そんなに詳しくはないけどジャニーズ全般けっこう好き、というジャニオタ未満の嵐ファンでした。ライブは当たらなくてなかなか行けないけれど、家の車ではずっと嵐が流れていたし、ライブDVDも家族で見て、VS嵐嵐にしやがれも毎週見て、物心つく前からそんな風に嵐と密着した生活をしていました。そんな嵐の活動休止は、大袈裟でなく天変地異のようなもので、そこを契機にアイドルとの関わり方、それからアイドルとは何か、みたいなことを悶々と考えるようになりました。休止に向かって駆けていく嵐を必死で追いかけながら、いろんなことを感じて、考えました。ただ、それを上手く言葉にすることができなかった。感じたはずの大切なものを取りこぼしているような感覚を拭えないまま、私は2021年を迎えました。絶賛受験生だった私はその感覚と向き合う余裕がなく、受験が終わる2月頃までそれは心の隅に放置されたままでした。

受験が終わったタイミングで、私はアイドリッシュセブンというコンテンツに出会います。アイドリッシュセブンはアイドル育成アプリゲーム(実際には育成要素はゼロ)で、シナリオがとにかく良いから読んでくれと友人にゴリ押され、私アイドルに関しては地雷多いんだけど……今センシティブな話題なんだけど……と思いつつ読み始めました。結果、本当にシナリオが良かった。圧巻でした。私が嵐を見ながらぼんやりと感じていた、言語化できなかったあらゆる感情が、全部書いてあるシナリオだと思いました。長くなるので詳細は割愛しますが、アイドリッシュセブンを経由した私は、一旦ひとつの結論にたどり着きます。

アイドルは素晴らしいけれど、私はもう3次元のアイドルは応援できない。

嵐は、ものすごく手厚いホスピタリティを持って、ファンにたくさんの愛を惜しみなく、絶え間なく注いでくれるアイドルです。いつもあったかいお風呂を用意して待っていてくれて、いい匂いのバスソルトも入れてくれるしお風呂洗いまでやってくれるし、みたいな感じ。変な比喩ですが、とにかく嵐を見ている間って余計なことは何も考えなくていいんです。何も考えなくても、何もしなくても、嵐はいつだって期待以上のものを与えてくれる。至れり尽くせり、という言葉がぴったりのアイドル。そうやって嵐に甘やかされてきた私には、3次元のアイドルを本気で追いかけるのは無理だ、と思ったんです。メンバーの脱退や休止、解散、病気、怪我、スキャンダル。山ほどある不確定要素が怖すぎる。嵐でさえ活動休止するんだから、安心して浸かってられるところなんてあるわけないと思いました。新しいアイドルを開拓するには私はひ弱すぎる。アイドルは変わらず大好きだし、応援しているときの高揚感は素敵だけど、きっといつか、必ず辛くなってしまうだろう。だったら、最初から距離を取っておこう。遠くから、ぼんやりその光を見ていよう。のめり込むのは2次元だけでいい。3次元のきらめきは嵐だけでいい。そういう思考を経て、私はドルオタ的隠居生活に向かってハンドルを切りました。

SixTONES

さて、時は流れて2022年。私はSixTONESと出会います。

出会い、と書きましたが、もっと前から存在は知っていました。SixTONESが好きな友人がいるので、勝手にぼんやりとした好感は持っていて、「Imitation Rain」はサビ歌えるぐらいには知ってたし、メンバー全員顔と名前くらいはわかってたし、「マスカラ」もカッコイイなと思いながら音楽番組で見ていたし。ただ、メンバーの性格だったり、グループの雰囲気だったりは全く知りませんでした。いかつくてオラついてるのにすごい歌が上手い若い子たち*1だという認識で2年くらい止まっていました。よくよく思い返すと音楽番組で聴いた「Imitation Rain」の転調部分が耳に残ってYouTubeにMVを見に行ったことがあったんですが………まあ、そこから広がることは特になく、つい数ヶ月前まで過ごしていたわけです。

YouTubeの履歴にちゃんと残ってました

それが一変したきっかけが、先述したSixTONESが好きな友人です。彼女にアイドリッシュセブンのシナリオを読んで欲しいと交渉したところ、じゃあ代わりにSixTONESYouTubeを見て欲しい、プレイリストは作るから、と言われ、彼女のおすすめには興味あるし、と軽い気持ちで承諾しました。

最初に見たのは以心伝心ゲーム。

youtu.be

勝手にクールな感じを想定してたので、出だしの「ど〜も〜!SixTONESで〜〜す!」の時点で、思ってたのと違うんですけど!?とビビりました。陽気すぎる。声デカくない? 

動画を1本を見終えた感想は、思ったよりスルスル見れそうかも!でした。みんな面白いし、田中樹さんの回しが上手いから飽きないし、一軍ゆえにめちゃくちゃ好き勝手する仲良し男子グループを見てるみたいで楽しいし。てか田中さんがこんなガッツリMCなんだ……とも思いました。あと、最大の目標は?の回答で誰もデビューって言わなかったところになんかグッと来ました。

そこから毎日SixTONESYouTubeを見続けました。私は元々映像コンテンツがあまり得意ではなく、動画をそんなに一気に見ることはないのですが、あまりに面白くてかわいくて止まらなかった。久しぶりに声を出して笑いました。

リア垢のSixTONES初登場ツイート

この時点で見事なフラグが立っていました

ここまでは面白いコンテンツ見つけた!楽しい!程度で済んでいたのですが、今ブログで京本さんが質問コーナーやってて面白いよ、と教えてもらったことで、一段階ギアが入ってしまいます。入るタイミングを逃し続けていたJohnnys web*2 に勢いだけで加入して、京本さんに興味を持つようになりました。というかもう、「俺、別に可愛いキャラのつもりはないからね。たまたま顔がカワイイだけで……」で完全に好きになってしまった。動画では静かに綺麗に佇んでるだけだったのに……たまにかなり飛んだ発言があるなとは思っていたけれども……

ブログでパーソルな部分が見えてくると動画にも違う面白みが出てきて、既に見たものを見返したり同じシーンを何度もリピートしたりし始めました。このあたりでだんだんSixTONESが好きという感情を無視できなくなってきます。オラついてるから対象外だと思ってたのに、品があって面白くて可愛いから……そんなの好きになっちゃうじゃん……

そして、MVを見たことでさらにギアが入ります。最初に見たのは「Strawberry Breakfast」でした。今思うと最高のスタートすぎますね。

youtu.be

MVやライブ映像を見たら好きになってしまうのではないかと薄々感じていたのですが、予感的中。イントロの、京本さんにカメラが寄るところで一緒にぐっと引き寄せられた瞬間、心臓がギュッとなったあの感覚、忘れられません。コンタクトが外れそうになるぐらい目をかっぴらいて画面を眺め、京本さんが映るたびに動揺して、最後のウインクで悲鳴をあげ、そのままリピート再生。曲がおしゃれ。みんな魅せ方が上手い。歌が上手い。声がいい。スタイルめっちゃいい。踊りも上手い。衣装もセットもカメラワークもすごくいい。6人並んでるところ、カッコよすぎる。

SixTONES、めっちゃカッコイイんだけど!?

そこからMVをめちゃくちゃ漁りました。あんなにYouTubeと時代に感謝したことはありません。無料で、勢いに任せて次々見れる環境がなかったら理性が勝っていたかもしれない(嘘かも)。「Imitation Rain」の転調パートに大興奮して、「マスカラ」の歌割りに拍手を送り、知らない曲も聴いてみようと「Lifetime」を再生。

youtu.be

荘厳な雰囲気。青髪でポケットに手を入れているのに神々しいジェシー。彼の優しい歌声に惹き込まれて、何となく居住まいを正しました。綺麗な曲だな。歌声が堪能できていいな。慎太郎くん声甘いな。そんな感想は京本さんのソロパートが始まったところで全部吹き飛びました。

'Cause now you're my blessing of a lifetime

Lifetime/SixTONES

心臓に直接触られてるみたいな歌声でした。心が震えるってこういうことなんだ、とわからされるような歌でした。ほとんど歌詞が入ってこなくて(音楽は圧倒的に歌詞で楽しむタイプなので本当にレア)、申し訳ないけれどその後サビまでは放心状態で全く音が入ってきませんでした。私が意識を取り戻したのは"ここから重なる Lifetime"のところ。ここを聴いたとき、私の人生とSixTONESが今重なった、とはっきり思いました。ここから私は、SixTONESと生きていくんだ、と確信しました。あそこで私はSixTONESと結婚*3したんだと思っています。

このあたりで抗うことを完全に諦めて、何度YouTubeにオススメされても退け続けていたライブ映像の再生ボタンを押しました。最初に観たのが「Special Order」

youtu.be

SixTONESは大好きだけどオラオラ系のパフォーマンスはそこまで刺さらないだろう……という愚かな思い込みが一瞬で吹き飛びました。体温42度ぐらいになったんじゃないかってぐらい血が滾って、ないペンラを振り回して、SixTONES世界獲った!?と叫んで、そのままツアーの時期を調べました。ああいう曲の楽しさを教えてくれたSixTONESには本当に感謝してます。次のツアー絶対行きたい。

3次元アイドルに怯えていた私がこんなに勢いよくSixTONES沼に飛び込めたのは、彼らが最強にチャーミングだからなんだと思います。もちろん他に細々とした要因はあって、それは例えば本人たちが誰より6人でいることを大切にして楽しんでいる様子であったり、ブログの距離感であったり、ラジオの様子であったり、そういうものを勝手に自分にとっての安心要素として解釈して自分にGOサインを出したわけですが、それでもやっぱり彼らの強みは圧倒的なパフォーマンスだと言いたい。歌や踊りの技術の素晴らしさは言わずもがな、あらゆるメディアにおける魅せ方、彼らが選んで見せてくれるものすべてがパワフルで魅力的だから、私は彼らにどうしようもなく惹かれているんだと思うし、だからこそ彼らの未来を見たいと思っている。んだと思います。正直こんな勢いで何かにハマったのは初めてで、自分の中でもうまく処理されていないのですが、今はそう思っているということを残しておきます。

おわりに

新しいコンテンツに対してはけっこう慎重な方だと思っていたのですが、SixTONESに関してはバケツで水ぶっかけられて腕引っ張って立ち上がらされてそのまま走り出した……みたいな感じで疾走感がすごい。でもそれが新鮮で楽しいです。

そんなこんなで完全に沼落ちした私、めでたくFCも入会しまして、CDも少しずつ買い集めはじめました。ブログ毎日読んで、ANN毎週聞いて、「夏の夜の夢」観に行って、雑誌買って、「Feel da CITY」買って、バカレア見て、「Good Luck!/ふたり」は全形態予約して。SixTONESまみれの毎日を送っています。余談ですが、今私のクローゼットの中にはピンク色の服が2着入っています。半年前には1枚も持っていなかったのに.....

.不確定要素があるのは今でもやっぱり怖いけど、どんな未来も受け止めてやろうじゃないの、と思えるほどSixTONESに惚れ込んでしまったので、私なりに彼らを応援し続けようと思います。

ここから彼らの進む道を、リアルタイムで追いかけていけることが幸せです。それから、アイドルって最高だ、ってまた思えるようになったことも。SixTONESのおかげで、私の世界は広がっているなと感じています。

冷めない熱を確かに感じて今  始まった

終わりはまだまだ  遥か先の方だ

ST/SixTONES

 

これからよろしく、SixTONES

SixTONESに幸あらんことを!!!!!!

 

 

*1:どうしても嵐基準でジャニタレを見てしまうので「若い子たち」と思ってました。その印象のせいか、実際にはひと回り近く歳上の人たちだという現実が未だに受け入れられない

*2:Johnnys web ってすごくよくできたコンテンツだなと感心しました。更新頻度やデザイン、文体や分量に個性がギュッと詰まっていて、読んでいるだけで人となりがわかったような気分になれる。会員制だからプレミア感もありつつ、全タレント分読めるシステムにすることで関心が広がりやすい。リプライ機能などがなくあくまで一方通行、そして時差投稿かつ検閲アリなので適度な距離感は保てる。すごい。

*3:文字にするとだいぶ重くてしばらく言い換え表現を探したのですが、私の語彙では結婚としか説明できなかった。ひとつになることはできないけれど、SixTONESという概念と人生を共にすることを選んだ、というニュアンスです。契約の意味合いは含みませんが、唯一無二の関係であるという意味は含みます。説明すると余計重い