ヒカリを追いかけている

イルミネーションスターズが好きだ。私はヒカリを追いかける3人のヒカリを追いかけている。

私がはじめて行ったシャイニーカラーズのライブは、1年前の3月、5thライブ「If I_wings.」のDay1だった。WINGくらいしか読んでいない状態であの凄まじいライブを浴びてしまった私は、完全にシャイニーカラーズの虜になってしまった。賛否両論あったことも、何なら強めの否があったことも知っているのだが、あんなに肝の据わったライブエンタメは見たことがなかったので本当に感動したし、これをやりきるコンテンツとは気が合うと思った。

それ以降、現地か配信かはまちまちだけど全日程のライブを見ている。我儘なままの強い意志と思想を感じるストーリーも、5.5thのイルミネとコメティックのコラボも、6thの謎選抜DJパートも大好きだった(小糸ちゃんがDJだったの本当になんで?)けど、やっぱり5thの煮詰まった思想が最高のライブとして出力された感じが自分には刺さっていて、記憶を消してあれをもう一度現地で浴びたいと思い続けてきた。

それから、イルミネーションスターズが大好きなのに、3人揃ったパフォーマンスを生で見たことがないこともずっと悔しく思っていた。灯織ちゃんが好きなので余計に悔しくて、いつか3人の歌うヒカリのdestinationを生で拝むことが夢だった。

LIVE FUN!!はDay1しかチケットが手に入らなかった。が、事前情報を見る限りシャニアニをライブとして出力しようとしてるんだろうなという印象だったので、シャニアニ完全脱落勢の私はどこか他人事のように感じていた。どのユニットも1曲目めちゃくちゃ好きだから聴けそうで嬉しいな、とは思っていたし、バースオブウィングが超好きなので衣装はすごく楽しみにしていたのだけど。途中で近藤玲奈さんの出演が決定してからは、3人のイルミネーションスターズに会えるということで頭がいっぱいで、セットリストや演出について予想も想定も何ひとつできないまま、気がつけば横浜アリーナにいた。

幕が上がって、ボイスドラマが流れて(ファイルーズあいさん好きなので嬉しかった)、良すぎるovertureが流れて、バベルシティグレイスでぶち上がりながら、もしかして私は今日ここで3人のヒカリのdestinationを浴びれてしまうのではないか、という確信が脳の片隅で徐々に育っていくのを感じていた。

覚悟が決まりきらないまま夢咲きAfter schoolが終わってしまい、上手側のステージにいる3人にライトが当たって、真乃ちゃんの声とともにヒカリのdestinationのイントロが流れて、その瞬間自分でもびっくりするくらい目頭がカッと熱くなるのを感じた。このときのために買い揃えた、いっぱい振るつもりだった3本のペンライトを握りしめて、呆然と3人を見ていた。モニターを見る余裕すらなく、小さく見える3人を涙でぼやける目で必死に追いかけて、胸がいっぱいで。

一度触れてしまったときに

二度と忘れられない夢になったの

感覚がしっかりと覚えてる

すべてを すべてを 照らすヒカリ

ヒカリのdestination / イルミネーションスターズ

ここを聴いて、もうダメだった。イルミネーションスターズは私にとって圧倒的なヒカリで、人を信じる気持ちを思い出させてくれるアイドルで、そんな大好きなイルミネーションスターズともう一度出会えたような幸福感で、どこまでも行けそうだった。

イルミネーションスターズが好きだ。3人で確かめ合うようにしっかり手を繋いで、ヒカリのたもとを目指しているイルミネが好き。3人だけの思い出や時間や気持ちをたくさん抱えているのに、排他とは無縁な無防備さが好き。辛いこと、悲しいことを受け止めながら、前向きな言葉を惜しみなく伝え合える3人が好き。イルミネーションスターズを見ていると、3人でいるから強く優しくあれるし、未来を、永遠を、ヒカリを信じていられるんだということが、カーテンの隙間から漏れる灯りのように、隣の家から聴こえる楽しげな声のように、じわじわ伝わってくるのが心地よくて好きだ。

LIVE FUN!!自体もめちゃくちゃ好きで、5thと並ぶ私的ヒットだったので、本当に満ち足りてほくほくしていたし、今もまだ新鮮にほくほくしている。私は本当に幸せ者です。

イルミネーションスターズ、そしてシャイニーカラーズ、私と出逢ってくれてありがとう。

仲間達と同じ時を生きるって奇跡だもん

それだけでHappy!でFunny!でLucky!!

出逢ってくれてありがとう

Happy Funny Lucky / イルミネーションスターズ

ヒカリのdestination

ヒカリのdestination

  • イルミネーションスターズ
  • アニメ
  • ¥255